海老で鯛を釣る1

あっちゃんの仕事(不動産業)のうち、任意売却についてはやや疑問があり、それは相手も承知しているようだ。弱者として救済・・・といった趣で仕事をしているようだが、そもそも契約を反故にした者をなぜ援護しないといけないのか、もしどうしてもやるなら公的な機関がするものだと思う。


「結局、仲介業者は手数料目当てなんでしょ、皆言わんとするのはそこですよね。」
それもある。しかし、私が問題視しているのは、利害関係からすると、金を貸した側は踏んだり蹴ったりなのだ。債権が回収できない、そして有責者が世間的に大きな痛手も負わず、引越し代などまで得て再出発してしまう。任意売却の業者はたくさんあるのだろうが、結局不動産業の怪しさを助長しているように感じてならない。


さらに傍目で見る限り、任意売却の依頼者は相対的に信用度に欠けるのだ。連絡の時間帯を考えない、約束をすっぽかす、直前にキャンセルは序の口で、当然ながら、信義も軽い。さんざん人を利用し、契約寸前まで事を進めた人間を直前になって外すのも見聞きしてきた。


先日、見知らぬ人間が突然我が家にやって来た。田舎のことなので、個人の家を特定するのにそう広いネットワークは要らない。私は初見だったが、今までも同様の「珍客」はあったので、インターホンのモニター越しに“招かざる客”と分かった。

非日常空間

不思議な光景があった。

薔薇園に孫を連れて行った際、学園祭をやっているのかと思うほど
たくさんの若者がコスチュームに身を包んでお互いの撮影会をしていた。

驚いたのなんのって…。

孫が大好きなテレビアニメのヒロイン二人組がいたので、お願いして撮影。

少し話をすると、この衣装は半分は手作りで、あとは買うのだそうだ。
どこに売っているのか全く見当もつかないが、舞台さながらの出で立ち揃いでした。

本筋曲げて真意を得ず

孫を連れて、ある団体が催す人形劇を観に行った。お題はイソップ童話「ありとキリギリス」。

内容は周知の通りだが、結末が釈然としない。
冬に餓えたキリギリス、実際は死ぬはずが、劇では蟻に助けられたという展開まではまあ、いいだろう。
しかし、今回、助けられることは自尊心が許さないキリギリスで、蟻の親切を断った。それを察した蟻は、「冬の間、私たちにバイオリンを教えて下さい。そのお礼として食べ物を受け取って下さい」という結末だった。


この展開のどこにイソップ童話特有の教訓があるのだろうか。
備える・働くべき時に怠け、案の定窮地に陥れば、世間の親切に甘えるシステム。
どこかの社会構図のようだ。

孫に聞いてみた。「今日のお話で、キリギリスのことはどう思う?」

案の定、『冬にお腹空かせてかわいそうだった。蟻さんに助けられてよかった。』続いて、『私も蟻さんみたいにお友達に優しくしてあげるね!』

事実…童話だが、本筋を曲げると、真意もつかめることはないだろう。
極力、本来の展開・結末に近い本を選んでいるが、昨今はかなり難しい。

破産のコツ2

1の続き
以前は一度破産すると10年は同じ手続きができなかった。今は7年である。
自己破産すると、信用情報はもちろん、これも一般の人が見るものではないが官報にも氏名が記載される。信用情報は任意の取下げだが、5年〜10年間は登録されるだろう。

だから、お金をまた借りたいというときは少なくとも5年は間を置き、CRIN(Credit Information Network:通称クリン)の状態を確認して審査に望むといいだろう。

自己破産という表現を忌み嫌う人も少なくない。
しかし、経済的な合理性で言えば、35万くらいで何年分もの年収の借金やそのやりくりや滞納による心理的な負担を考えるはるかに理がある。
実際、破産をしてしばらくは正しい選択だったのか自問する人もいるが、しばらく経つと破産したことが生活に及ぼす影響がほとんどないことに驚くようだ。

かく言う私の親戚も、とあるフランチャイズ経営に手を出し、2年経たないうちにあえなく挫折。破産しようにも資金がなく、いくつか当たった結果、任意売却119番とやらに依頼し、そこの弁護士に破産費用を分割で納めながらまずは自宅、次に店舗と処分していった。

裸一貫になるかと思ったがさにあらず。
携帯も電動自転車もPCも液晶TVもある生活。職が見つからないので生活保護と相成ったが、傍目にはなんだか優雅なものである。

言葉のちから

失言失脚が政治でも芸能界でも流行っているのか?

失脚の経緯や詳細は知らないが、そもそも言葉というのは力であり、その人となりである。

生きていれば腹に据えかねることや納得のできないことは数え切れないほどある。

ほとんどの場合は、自分と現状に折り合いをつけて生きている。しかし、抗議や議論をすることもあるだろう。そのときこそ、言葉を慎重に選ばないといけない。それが大人であり、嗜みであろう。

相手にどうしても言いたいことがあるのなら、遠慮せずに言ったほうがいいのはそうだろう。言えるかどうかは別として。モノ言う動機は正義感であったり、制度などへの反発もある。ただし、あくまでも冷静にするべきである。間違っても押え切れない感情を爆発させてはならない。それはコミュニケーションではないからだ。また、本当に言いたいこともまず伝わらず、不完全燃焼どころかひどく誤解されることもある。それでは全くのやぶへびである。

言いたいことを正確に伝えるには勉強と鍛錬が必要である。まず、本を読まない、知らない語彙を辞書で調べないという人は言葉力が乏しい。論理的な思考に語彙力はなくてはないらないものだ。勢い、説得力のある抗議ができなくなる。聞けば893の世界では交渉をシノギという。鎬を削る(しのぎをけずる)。どの世界でも頭角を表す人とそうでない人の差は実は語彙力なのかもしれない。

語彙力のない人でも有能で、一目を置かれる人は多い。しかし、信任を得るには、その場に応じた話し方、立ち振る舞いをしないと才能すら埋もれさせてしまう。もし、騒ぎを起こしてそれがきっかけで表舞台から姿を消すことがあれば、行動の結果であると同時にその人自身の語彙力の問題でもあるのだと考えている。

セカンドハウスローン

VTを買った。日本のETFにせず、ドルを購入してから米国市場で購入。


さて、実父が生前、別荘を2棟持っていた。
相続が発生した時がバブル期で他に駐車場や貸家などいくつもの不動産を持っており、相続税に支払いと今後の管理の煩雑さを嫌った長兄が処分してしまった。

買う人の言い値とはいえ、今では想像もできないほどの高値で売れた。
バブルの絶頂期に亡くなったことが良かったのか、悪かったのか。
父が一代で築いたものなので、全く残っていなくても文句は言えないし、私は他家へ嫁いだ身、ただ兄たちの連絡を待つのみだった。相続が0でも印を押したろうし、醜い争いだけは避けようと決心していた。

幸い、実家は特に波風なく相続手続きが済み、今に至る。兄弟たちとの仲も良好、これが一番の供養になると思っている。


ところで、別荘も融資は受けられる。しかも、住宅金融支援機構から。

http://www.jhf.go.jp/customer/yushi/info/keika_hirogari.html

住宅金融支援機構と言えば、住宅に特化した融資なのかと思ってきたので、知人から住宅金融支援機構のセカンドハウスローン…この場合「住まいひろがり特別融資」と呼ぶらしいのだが…利用していると聞き、びっくりした。

今は新規募集のない住宅債券(つみたてくん)の購入者と住宅積立郵便貯金の積立者で、一定の要件を満たす方が利用できるとあるので、誰でも利用可能というわけではないのか。

個人的には、別荘を持って管理や税金にお金を払うより、ホテルなどを単発で利用するほうが好みではある。ものぐさな性格は嗜好にも表れている。

VTに向かうか…

破産話の続きはお休み中。

さて、アメリカ国債の格付けが「やっと」下がった。

トリプルAというのがまったく理解できない。一つだけ格下になったことがあまりに遅いうえ、結局実情も反映していないことから大騒ぎする理由もないと思っています。

さて、暴落はチャンスではなかろうか。と、今回はVT…ACWIになるかもしれないけれど、ETF購入の準備中。今やいろいろなETFが購入できる時代になり、数年一昔の感だ。

ここで私のような初心者へ。どんなものが「無難」かと言えば、
1:端的に売買単位が10株であるもの。いっぺんに買うのは止しましょう。
2:流動性が高い…買・売りたくても買・売れない、解散?解約になるのは困ります。
3:コスト=信託報酬 定期的にかかるコストを削減するというのは大事かつ投資のリターンを左右します。

ETFのそれは概して安いのですが、それは投信に比べだし、中には高めのものもあるのでよく吟味しましょう。

頑張りましょうね。