2010-06-01から1ヶ月間の記事一覧

資本主義の限界

『メキシコ人の漁師の話』有名な話らしいが、個人的に気に入っている。 「都会のネズミと田舎のネズミ」とはまた違った示唆に富む。これは血気盛んな年代より、人生の先が見え出した人々に 向く話かもしれないが。他からの引用となるが、お許し願いたい。 - …

任意売却とは情状酌量売却なのか?

あっちゃんの話を総合すると実に奇妙な構図が浮かび上がる。 契約した支払いをしない相手に金を貸した側はずいぶん 紳士的であること、温情とも言える手段での売却も許すこと。 債務者にとって特に優しいのは、住宅金融支援機構だそうだ。 なるほど、国の機…

息子と娘3

少し長くなってしまった子供の話。今回で最後です。 娘と私が同じ? いったい、どこが…?と思ってしまったが、 傍目から見ればそれもそうか、と。 昔の私は意見がないのではなく、言えなかった。 親にこうしろ、と言われれば従う従順な性質だった。 私学の高…

息子と娘2

※前回より続いています 夫もそんな娘を見かねて、何かと世話を焼いていた。 進学、就職、そして結婚も。 なにせ取り柄もなければ、何かしたいという要求もない。 やる気がないと言うより、ただ時間が過ぎるのをぼーっと 過ごしているかに見える。 とにかく、…

息子と娘(1)

言葉がよく言えば忌憚のない友人が、「やっぱり息子と娘を比べると息子がかわいい。 あの子がお嫁さんを連れて来るなんて考えただけで、発狂しそう。」と。 それでも、表面上はうまく付き合っていける、と豪語する。 そして、 「でもね、孫は娘が産んだ子の…

相続対策の果てに2

相続対策の果てが、生活の困窮とは皮肉なものだ。 今では子供たちにも見放されているらしい。 I氏は怒って帰っていったが、本当にほっとした。 夫はI氏をかばうように、「あいつは坊ちゃん育ちで世間知らずなばかりに こんなことになった。うちで借りられ…

相続対策の果てに

またインターホンが鳴った。我が家のリビングはから直接玄関は見えない造りになっている。 しかし、門から入ってくる人影は垣根越しから相手はだいたい分かる。 なかなか対応しない私の様子を伺いに、夫が2階から降りて来た。 「Iさんよ。」私が言うと、夫…

薄利損多からの脱却・2

(前回から続く)塩漬けにしびれを切らして最も悪いタイミングで売り、 利益はおっかなびっくり薄利で確定してしまう。 これがほとんどの人が相場からの退場宣告される原因なのだろう。 私も何度か”自主退場”しては、またリハビリのように舞い戻ることを繰り…

薄利損多からの脱却・前編

投資をはじめる際、証券会社が用意しているシュミレーションゲームを 試してみた。私の場合これは、投資の判断というより、発注・売却の方法など 基本的な取引を学ぶためのものだった。 その後、実際の売買を始めたのだが、当たり前ながらとても難しい。 運…