2012-01-01から1年間の記事一覧

儚きにこだわるは愚

孫の一人が今春、高校入学する。 本人の第一希望に推薦で合格し、周囲を早々に安堵させてくれた。中学3年間の心身の成長目覚ましく、立派な青年になったものだと感慨深い。幼い時は、体が小さく穏やかすぎるのがかえって心配だったが、幸い身長も人並みに伸…

進学費が国内外で同じ!?

川柳仲間の孫がイタリアへの留学を果たした。 語学が堪能で外語大学に一旦入学したものの、やはり本場で学びたいとのことで一大決意した様子。しかし…留学費用は庶民とって天文学的数字になるのでは、と文字通り老婆心が働いたが、曰く「それが日本で大学に…

カタカナ氾濫に疑念あり

あっちゃんが、苦笑しながら新しく会社から支給された名刺を差し出した。 「宅地建物取引主任者/住宅ローンアドバイザー/ファイナンシャルプランナー…」とある。『ずいぶん長い肩書ね。名前よりよっぽどアピールしたいみたい。名刺というより、資格書かしら…

ともだちを失う方法

今どきそんなことをしている人がいるとは思わなかった。年末に「女だけで忘年会がてら家に集まらない?」と言われ、応じた。招かれた先はホストの娘の家だった。建てて間もないらしく、それはもうピカピカで、今どきの間取りらしくリビングが1階のほとんど…

電飾事情

どこもかしこも節電列島なのかと思っていた。駅に着けば、昼間の改札はほとんどの照明が消え、夜のホームより薄暗いかもしれない。 震災に遭った人を考えればエコも節電も倹約、少々の不便さは積極的に受け入れるべきであろう。そんな中、この風景に出くわし…

女の意地

大学時代からの付き合いでかれこれ30年以上、事実上の「独身」がいる。「夫」は彼女が30代初めの時に他の女性の元へ行ったままだ。相手は子供のいる女性らしく、再婚は強くは望んでいないと聞いた。「妻」である友人は、意地でも離婚はしないのだと言う。た…